はじめに

無職。キビしい二文字です。
会社の状況、心身の問題、家庭の事情。
「無職になったらどうしよう……」
「仕事を止めなきゃならないのかな?」
といった不安を生み出す理由は、世の中に有り余るほど溢れています。
あるいは毎日の仕事に追われる中で
「いっそ無職になってやろうか!」
と思っているひともいるかもしれません。
実際に無職になってみると、その現実は想像以上に厳しいものです。
望むと望まざるとにかかわらず、無職になる人は数知れず……
いざ無職になり、一件居直っているように見える人さえ、
経済的な不安、社会からの孤立感、そして将来への焦燥感と、
多くの深刻な問題を抱えているものです。
そんな人々にいくらかでも力になれれば……ということで、当ブログは
『無職になったらどうすべきか!』というシンプルな命題に対し、
みなさんが気になるであろう”お金”のことを中心に、
取るべき筋道の簡単なガイドを試みようと思います!
無職になったらすべきこと

どんな理由、どんな経緯であっても無職になったならまず、
公的機関で様々な手続きをする必要が有ります。
特に重要なのが保険と年金の切り替えです。
これらの手続きは、将来の経済的安定と健康管理のために欠かせません。
◎ 健康保険の切り替え
退職後14日以内に健康保険の切り替えを行いましょう。
選択肢は主に3つあります。
1. 国民健康保険への加入
市区町村の役所で手続きします。
収入に応じて保険料が決まりますが、
無収入の場合は減額される可能性があります。
2. 任意継続被保険者制度の利用(最大2年間)
以前の会社の健康保険を継続して使えます。
保険料は全額自己負担になりますが、
慣れた保険を使い続けられるメリットがあります。
3. 家族の被扶養者になる
配偶者や親が会社員の場合、
その扶養に入ることで保険料負担を軽減できます。
ただし、年齢や収入に制限があるので注意が必要です。
◎ 年金の手続き
厚生年金から国民年金への切り替えも忘れずに行いましょう。
役所の国民年金窓口で手続きできます。
必要なものは年金手帳と本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)です。
国民年金は収入に応じて保険料の免除や猶予を申請できる制度もあるので、
経済的に厳しい場合は、この制度を利用するのも良いでしょう。
◎ 失業保険(雇用保険)の申請
失業保険は、無職期間中の生活を支える重要な制度です。
以下の条件を満たしていれば受給できる可能性が高いです。
– 過去2年間で12か月以上雇用保険に加入していたこと
– 積極的に就職活動をする意思があること
– 健康状態に問題がなく、いつでも働ける状態であること
手続きはハローワークで行います。
必要書類は離職票、マイナンバーカード(または通知カードと身分証明書)、
写真(ハローワークカード用)、
銀行の通帳やキャッシュカード(本人名義のもの)です。
受給額は離職前の賃金の50〜80%(年齢や賃金により異なる)で、
90〜330日間支給されます。
ただし、自己都合退職の場合は給付制限がかかり、
原則として離職の日から3ヶ月間は支給されません。
これらの手続きは面倒に感じるかもしれませんが、
将来の経済的安定のために非常に重要です。
恥ずかしがらずに、分からないことは積極的に質問しましょう。
無職になんてならないと思いですか?
と、前提もなしに「無職になったらまず……」
なんてことを書き出したので、
ここまで読んだ人の中には
「なぁにいってやがんでぇ!俺様は無職になんかならない!」
と言って鼻くそをほじっている人もいるでしょうが、
どうかその指を止めてください!
ほじり過ぎて鼻の粘膜を傷つけることにも気を付けて頂きたい所ですが、
それだけではありません。

無職は誰にでも起こりうる現実です!
会社の突然の倒産。
予期せぬリストラ。
長期の病気やケガ。
急速な技術革新についていけないetc。
これらは一人一人の状況、事情などガン無視でやってきます。
なのに、あなたには当てはまらないと、どうして言い切れますか?
どうか考え直して、そして覚えておいてください!
無職は他人事ではないのです!!
……そんなわけで次の項目にて、極々簡単に、ではありますが、
無職の理由ごとに必要な対処法をご紹介します。
無職になる主な原因とその対策
☆ 会社が突然倒産してしまった場合
会社の倒産は従業員にとっては寝耳に水の出来事です。
経営状況の悪化、業界の衰退、大口取引先の破綻など、様々な要因で起こります。
このような状況では、まず未払い賃金立替払制度の利用を検討しましょう。
この制度は会社が倒産して賃金が支払われない場合に、
国が立て替えて支払ってくれるものです。
労働基準監督署に申請することで利用できます。
また、ハローワークでは倒産企業の従業員向けに、
特別な再就職支援を行っていることがあります。
☆ リストラの対象になってしまった場合
企業の経営悪化や事業再編に伴い、
人員削減の対象となる可能性は誰にでもあります。
能力や実績に関係なく、
部署や年齢層で選ばれることさえあるでしょう。
このような状況では、まず退職金が適切に支払われるか確認することが重要です。
また、大企業ではリストラ対象者に再就職支援サービスを提供していることがあります。
キャリアカウンセリングや求人紹介など、
専門家のサポートを受けられる場合があるので、積極的に利用しましょう。
☆長期の病気やケガで仕事を続けられなくなった場合
重い病気や大きなケガにより、長期間仕事ができなくなる……。
こうなると治療や療養に専念する必要がある一方で、
そのために必要な収入さえ途絶えるという問題に直面します。
このような場合、傷病手当金や障害年金の利用を検討しましょう。
傷病手当金は健康保険の被保険者が病気やケガで仕事を休み、
給与を受け取れない場合、
標準報酬日額の3分の2が最長1年6ヶ月支給されます。
また障害が残った場合は、
一定の条件を満たせば障害年金を受給できる可能性があります。
☆ 職場環境の変化についていけなくなった場合
会社の方針変更、新システムの導入、異動など、
職場環境の急激な変化についていけず、
精神的に追い詰められてしまったことで、
無職となるパターンもあり得ます。
このような場合は思い切って産業医との相談や
メンタルヘルス・カウンセリングの利用を検討しましょう。
多くの企業では産業医が配置されており、
心身の不調について相談し、適切なアドバイスを受けられます。
また、外部のカウンセリングサービスを利用できる制度がある企業もあります。
専門家に相談することで、ストレス軽減や対処法を学べます。
☆必要なスキルの変化に対応できなくなった場合
技術革新やビジネスモデルの変化により、
これまで必要とされていたスキルが急速に陳腐化することがあります。
特にIT業界などでは顕著です。
このような状況に直面した場合は、社内研修の活用や自己啓発支援制度の利用を検討しましょう。
多くの企業では社員のスキルアップのための研修を用意しています。
また、書籍購入や外部セミナー参加の費用を会社が補助してくれる制度があれば、
積極的に活用しましょう。
これで無職になれますね!?

…… さあみなさん!ここまでの説明を踏まえれば、
みなさんもどこに出しても恥ずかしくない無職です!
冗談を申し上げているのではありません。
無職になることは決して、恥ずかしいことではありません。
どんな理由であってもです。
もとい、現実的になれば、恥ずかしがっている場合でもないのです。
単に仕事を探さなくては!
ということ以外にも、向き合わなければいけないことが山ほどあるのですから。
だからこそここまで、無職になる主な理由とその対策、
そして無職になった際に最初にすべき手続きについて説明してきました。
これらの情報を適切に活用することで、
無職という状況に対してより準備された状態で臨むことができるでしょう。
しかし、これはあくまでも始まりに過ぎません。
次からは実際に無職になってからそのあと、
どのように行動すべきか、具体的な方策を見ていきましょう。
経済的な管理から心理的なケアまで、
無職期間を乗り越えるための重要なポイントを解説していきます。
支出を抑える方法、生活の見直しの具体的な手段

無職にれば自ずと収入が途絶えるため、
支出を抑えることが非常に重要になります。
まず固定費の見直しから始めましょう。
家賃は最も大きな支出の一つですが、
引っ越しが難しい場合は、
家主と交渉して一時的な家賃の減額を相談してみるのも一案です。
携帯電話やインターネットの契約も見直し、
必要最小限のプランに変更することで、毎月の支出を抑えられます。
食費の節約も効果的です。
外食を控え、自炊を心がけましょう。
まとめ買いや特売品の利用
、季節の食材を活用することで、
栄養バランスを保ちながら食費を抑えることができます。
また、電気・ガス・水道などの光熱費も、
こまめな節約を心がけることで大きく削減できます。
例えば、使用していない部屋の電気をこまめに消す、
シャワーの時間を短くする、洗濯物をまとめて洗うなどの工夫が効果的です。
交通費も見直しましょう
可能な限り徒歩や自転車を利用し、
公共交通機関を使う場合も、定期券や回数券を上手に活用することで節約できます。
娯楽費については、図書館の利用や無料のオンラインコンテンツの活用など、
お金をかけずに楽しめる方法を探しましょう。
と、あえて細かくのべてはみましたが……
総じて無駄使いをしない!
省ける無駄を探す!
ということに尽きますね……。
無職の間にやれるバイト

無職期間中のバイトは経済的な支えになるだけでなく、
社会とのつながりを保つ上でも重要です。
しかし様々な事情でバイトが難しい方もいるでしょう。
例えば前職でのストレスで人と向き合うのが怖くなってしまった方や、
ITスキルがないためオンラインの仕事が難しい方、
そもそも就職活動に時間が必要で、バイトの時間が取れない方などです。
そんな方々にもおすすめのバイトがあります。
例えばデータ入力やテープ起こしなどの在宅ワークは、
人と直接対面せずに行えるためストレスの少ない仕事です。
また、ITスキルがなくても文字入力ができれば始められます。
配達や倉庫内作業など、人との接触が少ない仕事も選択肢の一つです。
就活と両立させやすい短時間・単発のバイトもあります。
例えば、イベントスタッフや試験監督、家庭教師などは、
自分のスケジュールに合わせて働ける柔軟性があります。
また、クラウドソーシングサイトを利用すれば、
空いた時間に少しずつ仕事を進められるため、就活との両立も可能です。
失業保険の他に受け取れる公的サービス
ここでさらに失業保険以外の、
無職の方が利用できる公的サービスをご紹介しましょう。
それも、お金がらみのソレです。
まず住宅手当制度があります。
これは離職者の方が安定した住居を確保し、
就職活動に専念できるよう支援する制度です。
条件を満たせば一定期間家賃相当額が支給されます。
また、職業訓練給付金制度もあります。
ハローワークの指示により職業訓練を受けられるサービスがあるのですが
これを受ける場合、
訓練期間中の生活を支援するための給付金が貰えます。
訓練を受けながら新しいスキルを身につけることができ、
再就職の可能性を高められるのです。
さらに、生活福祉資金貸付制度もあります。
これは、低所得者や障害者
、高齢者の方が生活再建や自立に向けて、
必要な資金を借りられる制度です。
用途に応じて教育支援資金や生活支援資金などがあります。
これらの制度はそれぞれ細かい条件や申請方法が異なりますので、
詳しくは地域の福祉事務所やハローワークに相談してみましょう。
先ずは怯えずに聞くこと!
分かるまで聞き直すこと!
と、言ったところですね。
無職の間に出来ること
『無職』という言葉には、どうしても絶望的な香りが漂っていますが、
無職期間は自己投資の絶好の機会ともいえます。
スキルアップに取り組む時間が出来るにですから。
例えばオンライン講座や e-ラーニングを活用すれば、
自宅にいながら新しい知識やスキルを身につけられます。
他にもプログラミングや語学、マーケティングなど、
幅広い分野の講座が無料や低価格で提供されているので、
いろいろと調べてみるのも良いでしょう。
資格取得も有効です。
業界で求められている資格を取得することで、
再就職の際に大きなアピールポイントになります。
また、公共職業訓練施設では無料または低額で実践的な職業訓練を受けられます。
IT、介護、事務など様々な分野のコースがあり、修了後の就職支援も充実しています。
心理的なケアも重要です。
無職期間は精神的にストレスを感じやすいため、適切なケアが必要です。
多くの自治体では、無料または低額で利用できる心の健康相談窓口を設けています。
専門のカウンセラーに相談することで、不安やストレスを軽減できます。
また、オンラインカウンセリングサービスも増えています。
自宅にいながら専門家のアドバイスを受けられるため、
外出が難しい方にもおすすめです。
さらにセルフケアの方法を学ぶのも良いでしょう。
瞑想やヨガ、ジャーナリングなどの実践は心の安定に役立ちます。
無職になった人向けの就活の進め方

就職活動では、まずハローワークの活用をおすすめします。
ハローワークでは、求人情報の提供だけでなく、
職業相談や職業紹介、各種セミナーなど、多様なサービスを無料で利用できます。
特に経験豊富な職員による個別相談は、
自分の適性や希望に合った仕事を見つける上で非常に有効です。
ハローワークを利用する際は、事前に自己分析をしておくと効果的です。
自分の強みや弱み、希望する職種や働き方をまとめておくことで、
より的確なアドバイスを受けられます。
また、定期的に通うことで新しい求人情報をいち早くキャッチできます。
ハローワーク以外にも、民間の転職サイトや人材紹介会社の利用も検討しましょう。
これらのサービスではより専門的な職種や、
ハローワークには出ていない求人情報も得られます。
ただし有料サービスもあるので、利用前に条件をよく確認することが大切です。
SNSを活用した就活も効果的です。
LinkedInなどのビジネス向けSNSでは、
業界の最新情報や、直接企業の採用担当者とつながる機会が得られます。
また、X(旧Twitter) やFacebookでも、
企業の採用情報が発信されていることがあるのでチェックしてみるとよいでしょう。
無職の人、無職になるかもしれない(つまりすべての)人たちへ

申し上げました通り、無職には誰でもなりうる可能性があります。
上にあげた以外にも様々な要因で無職になる方がいるでしょう。
そもそもキャリアチェンジなどの理由ために、
割合前向きに自ら無職を選択する方もいるかもしれません。
しかしどのような理由であれ、無職期間は不安や焦りを感じやすいものです。
だからこそこの期間を前向きに捉えることが大切です。
無職期間は自分自身を見つめ直し、
新たな可能性を探る貴重な機会でもあります。
これまでの経験を振り返り、
本当にやりたいことは何か、
自分の強みは何かを考える時間として活用しましょう。
新しいスキルを身につけたり、
趣味や健康に時間を使ったりすることで、
心身ともにリフレッシュして、
焦らず自分のペースで着実に前進することが大切です。
忘れてはいけないのは、あなたは一人ではないということです。
家族や友人、そして社会全体があなたを支えています。
必要な時には躊躇せずに支援を求めましょう。
無職期間を乗り越え、新たなスタートを切るためのヒントや情報を、
ここまでたくさん紹介してきました。
これらを参考に、自分に合った方法を見つけ、
一歩ずつ前に進んでいってください。
きっと、あなたの未来には新しい可能性が広がっているはずです。
諦めずに、希望を持って歩み続けましょう!