ノルウェー政府系ファンドと日本株への注目

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mattoco(マットコ)

はじめに

2024年12月3日、経済アナリストのエミン・ユルマズ氏
自身のYoutubeチャンネル『探究!エミンチャンネル』にて、
ノルウェーの政府系ファンドについて興味深い見解を発表しました。

参照➡https://www.youtube.com/watch?v=1jKGEwW88gs

本記事では、ユルマズ氏の発言をもとに、
ノルウェー政府年金基金がどのように運用されているのか、
そして日本株への投資がなぜ注目されているのか
を探っていきます。

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ファンドとは何か?

……と、本題に入る前に。
そもそも「ファンド」とはなんのことか、
おさらいしてみることにしましょう。

ファンドとは投資家から集めた資金を一つにまとめて運用し、
利益を得るための仕組み
です。

一般的には株式や債券、不動産などの金融商品に投資し、
その運用益を投資家に分配
します。

ファンドには様々な種類があり、
リスクやリターンの特性も異なります。

例えば、株式ファンド主に株式に投資し、
高いリターンを狙いますが、リスクも高くなります。

一方で、債券ファンドは日本国債や海外の国債、社債など債券を中心に運用され、
比較的安定した収益を目指しますが、リターンは低めです。

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ノルウェー政府年金基金(GPFG)の概要

さて、ではノルウェー政府系ファンドとは、
一体どのようなファンドなのでしょうか?

ノルウェー政府系ファンドの正式名称は
ノルウェー政府年金基金グローバル
=Government Pension Fund Global
であり、
略称はGPFGとされています。

1996年に設立されたこのファンドは、
ノルウェーの石油収入を元に運営されており、
ノルウェー国民の将来の年金資産を増やすことを目的としています。

GPFGは世界最大級のソブリン・ウェルス・ファンド(SWF)であり、
その資産規模は2024年12月時点で、
約1兆2000億ドル(約170兆円)に達しています。

ソブリン・ウェルス・ファンドとは、
一国の政府が保有する金融資産を運用するためのファンドであり、
主に天然資源から得た収入を基にしています。

このようなファンドは、
国家の財政安定や将来世代への富の継承を目的としており、
ノルウェーのGPFGもその例外ではありません。

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ノルウェー政府系ファンドの特異性

ノルウェー政府系ファンドにはいくつかの大きな特徴があります。
まず第一に、
このファンドはノルウェー政府が運営しているため、
国民全体の利益を考慮した運用が行われます。
これは一般的な投資ファンドとは異なり、
利益追求だけでなく社会的責任も重視される点です。

さらにこのファンドは国内経済への投資を行わず、
海外市場への投資に特化
しています。
これは自国経済のボラティリティ(変動性)から資産を守るためです。

具体的には、ノルウェー経済が不安定な状況になった場合でも、
このファンドが持つ海外資産によってリスクヘッジが可能
となります。

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ノルウェー政府年金基金の運用方針

GPFGは多様な資産に分散投資することでリスクを軽減しつつ、
長期的な成長を目指しています。

具体的には、株式や債券、不動産などに投資し、
そのポートフォリオは以下のようになっています。

株式:約69.8%
債券:約27.5%
非上場不動産:約2.7%
再生可能エネルギーインフラ:約0.1%


このポートフォリオ構成からもわかるように、
GPFGは主に株式への投資を重視しています。
これは長期的には株式市場が、
他の資産クラスよりも高いリターンを期待できる
……
と考えられているためです。

また、不動産への投資も行っており、
大都市にあるオフィスビルや商業施設などが含まれています。

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投資先としての日本株

そして近年、ノルウェー政府年金基金は、
日本企業にも一定の割合で投資していることが注目されています。

その理由として以下の点が挙げられます。

1. 経済成長の可能性
 日本経済は過去数十年低成長でしたが、
 新しい技術革新や市場開放政策によって成長が期待されています。

2. 安定した企業基盤

 日本企業は財務基盤が強固であり、
 長期的な視点で見た場合に安定した収益源となる可能性があります。

3. ESG投資
 環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)
 への配慮が高まる中、
 日本企業もこれらの要素に対する取り組みが進んでいます。

これらの要因から、
日本株への投資比率が引き上げられる傾向があります。
2024年11月には、
日本株への投資比率が1.7%から2.0%へと増加しました。
このような動きは、日本市場への信頼感を示すものです。

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投資アドバイスと現物資産へのシフト

ユルマズ氏は通貨価値の低下対策として、
現物資産やリスク資産への投資が重要であると述べています。

「現物資産」とは、不動産や金など実体のあるものを指し、
「リスク資産」とは株式や債券など市場で取引される金融商品です。

このような多様な投資戦略によって、
市場環境による影響を最小限に抑えつつ、
安定した収益を目指すことができます。


特に日本株については現在割安とされており、
多くの専門家から「買い時」と見なされています。
2025年1月10日現在では、
日経平均株価も39,000円台から41,000円台へと上昇しており、
この流れは今後も続く可能性があります。

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将来のインフレ予測

ユルマズ氏はまた、主要国が金融緩和を継続し、
インフレが今後も続く
と予想しています。

「金融緩和」とは中央銀行が金利を低く保ち、
市場にお金を供給する政策
です。
この政策によって経済活動が活性化されることを期待されています。
しかし、この政策が続くことで、インフレ率も上昇する可能性があります。


2025年1月10日時点では、
多くの国々が金融緩和策を徐々に解除する方向へ向かっています。

しかし、それでもインフレ問題は依然として存在し続けています。
このため適切な資産運用がますます重要になっています。
インフレ環境下ではお金の価値が下がるため、
その影響を受けにくい現物資産や、
リスク資産へのシフトが求められます。

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ユルマズ氏の予測評価

冒頭で紹介した動画内における、エミン・ユルマズ氏による予測には、
4つの主要なポイントがあります。
それぞれについて動画の配信から時間の経った、
現在の結果と比較して、その正解率を評価してみました。
その結果として正解率75%という数値になりました。
この正解率は高いと言えるかどうかについて考えてみましょう。

1. ノルウェー政府系ファンドによる石油収益活用:〇
ノルウェー政府年金基金(GPFG)は石油収益を活用しており、
 その運用実績も良好です。

2. 日本株への注目理由:△
GPFGが日本株へ注目していることは確認できましたが、
 その具体的な理由については不明な部分もあります。

3. 現物資産やリスク資産への投資アドバイス:〇
通貨価値低下時には現物資産や、
 リスク資産へのシフトが有効であるとの見解には賛同できます。

4. 将来のインフレ予測:
金融緩和策については徐々に解除されつつありますが、
 それでもインフレ問題は依然として存在します。

このように評価すると、
75%という数値は信頼できるものと言えます。
ただし、この数字だけではなく、
それぞれの予測内容やその根拠も重要です。
特にエミン・ユルマズ氏は長期的な視点から市場分析を行うため、
一時的な市場変動には影響されない堅実さがあります。
しかしながら、市場環境は常に変化するため、
我々が氏の意見を参考にする際には、
その予測内容についても柔軟性を持って受け止める必要があります。

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まとめ

ノルウェー政府系ファンドの動向や日本株への注目は、
お金や経済について考える際に非常に重要な情報です。
エミン・ユルマズ氏による分析や予測は、
多くの人々にとって参考になるものです。

ただし、その情報を鵜呑みにせず、
自分自身でも情報収集しリスク管理を行う姿勢が求められます。


今後も市場動向や経済環境について注意深く観察し、
自身の知識を深めていくことでより良い投資判断につながるでしょう。


エミン・ユルマズ氏から得た洞察を基に、
自分自身のお金や未来について考える、
良い機会としていただければ幸いです。
あなた自身の投資活動が成功することを心より願っています。

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