
オークツリー・キャピタル・グループの共同創業者であるハワード・マークス氏が、低金利時代の終焉と今後の投資環境について警鐘を鳴らしました。
ブルームバーグ: https://www.bloomberg.com/
オークツリー・キャピタル・マネジメント: https://www.oaktreecapital.com/
ハワード・マークス氏の意見はウォーレン・バフェットも参考にすると言われています。
以下に、マークス氏の発言内容とその背景をわかりやすく解説しましょう。
1.低金利時代への回帰は期待できない

マークス氏は、過去10年以上にわたる低金利環境が終焉を迎えたと述べています。
特に、米連邦準備制度理事会(FRB)がゼロ金利政策に戻る可能性は低いと指摘し、次のような理由を挙げています。
1-1.経済の変化
低金利は過剰な経済刺激をもたらし、インフレや市場行動の歪みを引き起こしてきた。

1-2.新しい金利環境
今後10年間は金利が下がるよりも上昇傾向にある可能性が高く、これまでのような「簡単なお金」に依存した投資戦略は通用しない。
2.割高な企業評価への警鐘
現在の市場では、人工知能(AI)ブームが引き金となり、一部の企業(例:エヌビディア)の株価が急騰しています。
しかし、マークス氏はこれを「市場の非合理性」と批判しています。
2-1.過大評価のリスク
割高な企業のファンダメンタルズ(基礎的価値)を過大評価することは危険であり、冷静で論理的な判断が必要。
2-2.DeepSeekの影響

中国のAIスタートアップ「DeepSeek」の登場により、AI関連銘柄全体への過熱感が見直されつつあります。特にDeepSeekは低コストで高性能なモデルを開発し、市場構造を揺るがしています。
3.投資戦略の再考
低金利時代に成功した投資戦略が今後も有効とは限らないため、新しい環境に適応する必要があります。
3-1.クレジット投資の魅力
債券やクレジット市場では現在、高い収益率が期待できるため、これらをポートフォリオに組み込む重要性が増している。
3-2.長期的視点
マークス氏は短期的な市場動向よりも、長期的な経済環境や政策変化に注目すべきだと強調しています。
高金利によるメリット(過去体験談一例)
数年前、私は地方銀行の高金利定期預金キャンペーンを利用しました。当時、某メガバンクの定期預金金利が0.002%程度だったのに対し、このキャンペーンの金利は1%でした。
私は、貯蓄の半分にあたる300万円を1年間預け入れることにしました。満期時には、なんと3万円もの利息を受け取ることができたのです。メガバンクに預けていた場合、わずか60円の利息にしかならなかったことを考えると、その差は歴然です。
得られた3万円で、少し贅沢な旅行に行くことができました。高金利の恩恵を実感した私は、それ以来、定期的に各銀行のキャンペーン情報をチェックするようになりました。
まとめ
ハワード・マークス氏は、低金利時代から新しい金利環境への移行を「大きな変化」と捉えています。
この変化に対応するためには、市場の非合理性や割高評価への警戒心を持ちつつ、新しい投資機会(特にクレジット市場)に目を向けることが重要です。