はじめに

最近はYOUTUBEをだらだら見ているだけでも
「今時投資をするのは当たり前!猫も杓子も始めるべき!」
みたいな広告がをみますが、怖くありませんか?
いくらなんでも投資の話があちこちで、当たり前みたいに語らています。おかげで
「投資のことになんて触れたことない。考えたこともない……。これから自分はどうなっちゃうんだ!」
なんて考えているうちに、
怖さとモヤモヤで夜が明けた……眠い!
なんて方も多いでしょう。私だけではないはずだ。
そんなわけで今、投資が注目されています。されまくっています。
その背景には日本の社会や経済の変化があります。年金や社会保障の不徹底で、
将来に不安を覚える人が増え、自ずと自分で資産を増やす必要性が重視され始めた……というわけですね。

政府も不徹底なところをどうにかすることよりも「貯蓄から投資へ」という方針を打ち出し始めました。NISA(少額投資非課税制度)という制度を作って、個人が投資をしやすい環境を整えたのです。
そうは言っても「じゃあ投資を始めよう!」と素直に思う人よりは
「投資ってお金持ちのやることじゃないの?」なんて考えている人の方が、
まだまだ多いのではないでしょうか?
「国が投資を勧めるなんて、国民の面倒は観ないってこと?」
といった疑問や不安もあるでしょう。
疑問や不安を拭い去るには、先ずは知ることが一番です。
というわけで今回は初心者向けの投資方法「オルカン投資」をご紹介します。
日本の投資のこれまで
と、その前に……。
どうして投資は「コワイアブナイ」と思われがちなのか。
NISAってそもそも何?どういう背景でできたの?
等々について、ざっとおさらいしてみましょう。

1980年代後半。いわゆる「バブル経済」真っ盛りの頃から話を始めます。
今や伝説となった好景気、狂乱の時代と振り返られる通り、大変な時代でした。
不動産や株式が飛ぶように値上がりしていたのです。
多くの人が投資で儲けようと躍起になっていました。
この値上がりは永遠に続くと思っていたのでしょう、なんて振り返られ方もありがちです。

しかし1991年にバブルが崩壊。
株価や不動産価格が大暴落し、多くの人が大きな損失を被りました。
この経験こそ多くの日本人は「投資は危険だ!」「危険なギャンブルだ!」と考え、
貯金や保険といった安全資産を好むようになったきっかけなのです。
なにしろ日本はその後、1990年代から2010年代初めまでの約20年間にわたって、
低成長やデフレ(物価の下落)が続き、長期経済停滞に突入しました。
これがいわゆる『失われた20年』と呼ばれる期間です。
少子高齢化も進む中で、将来の年金や社会保障制度に対する不安が増大しました。

そこで政府は、個人が自分で資産を育てることを促進するため、
2014年にNISA(少額投資非課税制度)を導入しました。
NISAのなにが売りかと言えば、使うと一定額までの投資で得た利益が非課税、
税金がかからないのです。
だから気楽に始められますよ!というのがセールスポイントです。
さらに2018年には少額から長期的に資産を増やすための「つみたてNISA」が登場。
2024年からはより使いやすく進化した「新NISA」が始まりました。
新NISAでは年間120万円までの投資が非課税で、
最長20年まで利益に対する税金を払わなくて済むという制度です。
「でも、投資なんてやっぱり怖い」
「生活も厳しい中で、大切なお金を投資に使って失敗したら……」
という不安を抱く方も多いでしょう。
確かに、無理して大きな金額を投資に回すのは良くありません。
しかし投資は必ずしも大金を必要とするものではないんです。
少額からコツコツと積み立てることができる仕組みも整っています。
たとえば、「つみたてNISA」を利用すれば、
毎月5000円や1万円といった小額を積み立てる形で投資することができます。
これなら生活に大きな負担をかけず、無理のない範囲で資産を少しずつ増やすことが可能です。
それに投資は必ずしも短期的に大儲けを狙うものではありません。
特に、今回紹介する<オルカン投資>はリスクを分散し、長期的に資産を育てる投資方法なのです!
オルカン投資とは? パッシブ運用とは?

オルカンとはオールカントリーの略です。
正式には「All Country World Index(ACWI)」=日本語にすると「全世界株式指数」といいます。
簡単に言えば世界中のさまざまな国の企業に、分散して投資する方法です。
アメリカや日本、ヨーロッパ、アジア、そして新興国の企業にも広く投資するため、
特定の国や地域の経済が不調でも他の国の成長で損失を補うことができるのです。
ではオルカン投資はどのように運用されているのでしょうか?
ここで登場するのが「パッシブ運用」という考え方です。
想像してみてください。
世界中には何千もの会社があって、それぞれの株を買うことができます。
でもどの会社が成長するか、どの会社が失敗するかを予測するのはプロでも難しい……。
そこで生まれたのが「全部の会社に、少しずつ投資しちゃおう!」という方法です。
これがパッシブ運用の基本的な考え方です。
オルカン投資は「MSCI ACWI」という、世界の株式市場を代表する指数に基づいて運用されます。
この指数に含まれる企業の株を、指数に応じて少しずつ買うことで、
自然と分散投資ができるようになっているのです。
オルカン投資のメリット
では、より具体的にオルカン投資の良いところを探っていきましょう。
前述したことをより詳しく説明する形になるので、
同じことを何度も話されてるなぁ……という気分になるかもしれませんが、
「大事なことなので二回言ったのだ!」と、どうか思っていただけませんか……!

1. 分散投資でリスクを抑えるられる!
オルカン投資は、アメリカ、日本、ヨーロッパ、新興国など、世界中のさまざまな国の株に投資するため、特定の国や企業の影響を受けにくいというメリットがあります。
たとえば「日本の経済が調子が悪い」となっても、アメリカや中国が成長していれば全体として利益が期待できるわけです。
2. 低コストで運用できる!
オルカン投資はパッシブ運用のため、運用コストが低く抑えられています。
たとえば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という商品は、
年間の信託報酬が0.1%台と非常に安く設定されています。
低コストで運用できるため、長期的に見た時にリターンが大きくなりやすいのがポイントです。
3. 初心者でも始めやすい!
オルカン投資は、世界全体の成長に乗るため、個別の企業や国の経済を詳しく知る必要がありません。
また、自動的に分散投資が行われるため、専門的な知識がなくても安心して始められます。
特に「つみたてNISA」などで少額から始められるので、初心者にもぴったりです。
オルカン投資のリスク……!
もちろん、オルカン投資にもリスクがあります。
投資には必ずリスクが伴うことを理解しておく必要がありますが、
リスクを理解し、適切に対処することで不安を減らすことができます。
では、具体的にどんなリスクが有るか、確認していきましょう。
1. 市場リスク
オルカンは世界中の株式市場に投資するため、世界全体の経済が悪化した場合大きな影響を受けます。
例えばリーマンショックのような世界的な金融危機が起きた際には、株価が大幅に下落する可能性があるのです。
2. 為替リスク
外国の株式に投資するため、為替の変動による影響も受けます。
例えば円高が進むと、外国で得た利益を円に換算したときに価値が下がることがあります。
3. 短期的な価格変動
株式市場は短期的に上下を繰り返すことがあります。
急激に価格が下がる時期もあるため、短期的に利益を出そうとする人にとっては、
不安材料になることもあります。
しかし、オルカン投資は長期的な運用を前提としたものなので、
時間をかけて資産を育てることを意識することが重要です。
オルカン投資を始めよう!
では、メリットもリスクも確認したところで、具体的な投資、
オルカン投資をどうやって始め方をチェックしてみましょう!
1. 証券会社で口座を開設する
まずは証券会社で投資用の口座を開設します。
手数料が安く、インターネットで手軽に取引ができるSBI証券や楽天証券が人気です。
口座開設には、身分証明書(マイナンバーカードや運転免許証)が必要ですが、
手続きはオンラインで完了します。
2. NISA口座を開設する
次にNISA口座を開設します。
新NISAを利用すれば、年間120万円までの投資で得た利益が非課税です。
税金を気にせずに投資ができるので、長期的な資産形成には非常に有利です。
3. オルカン投資信託を選ぶ
口座が開設できたら、具体的な商品を選びます。
……と、ここまでは投資そのものの始め方に張るわけですが、
ここでオススメなのが「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」だということです!
4. 積立投資を設定する
毎月5000円や1万円など、自分の予算に合わせて積立投資を設定します。
一定額を定期的に投資することで、価格の変動リスクを抑えつつ、長期的に資産を増やしていけます。
ちなみにこう言ったやり方を、ドルコスト平均法といいます。
以上がオルカン投資の始め方です。
投資において重要なのは『長期的な視点を持つこと』になります。
株式市場は短期的には上下を繰り返すことがありますが、
世界経済全体が成長すれば、その成長に乗る形で資産を増やすことができます。
短期的な値動きに左右されず、コツコツと続けることが成功のカギです。
オルカン投資は、少額から始められる初心者向けの投資方法であり、
世界経済全体の成長に乗ることができるため、リスクを分散しながら資産を増やせる可能性があります。
もちろん、投資にはリスクも伴いますが、
新NISAなどの制度を活用しながら、無理のない範囲で始めてみると、
きっと将来の資産形成に大きなプラスになるでしょう。
将来に不安になり過ぎて、無理な投資をするのは勿論危険でよくありませんが、
投資そのものを恐れ過ぎずに、将来の不安に、立ち向かってみませんか?